仔狸専心・・前略、お母さん狸のイチさんへ

朝はどの仔狸もこなかったですよ。
明るいうちは危険！という教えを
イチさんはじめ養育狸から受けたのでしょうか。
それとも、他の食べ場からの経験でしょうか。

仔狸たちは毎日変化していますよ。
もう、イチさんもウリリンさんも一緒ではありませんね。
たまには顔見せてくださいね。

今日はそれでも三匹の仔狸が揃った午後でした。
しかし、それは一瞬のことでした。
人間のmindigに気が付くやいなやwaraには
一目散で一番遠い旧食事場に駆け込まれてしまいました。（アセ・汗）
イチさんとウリリンさんの養育の賜物ですね。

でも、その走り方は以前のような火急の走りではないから、
すこしはmindigのこと判ってもらえたみたいな気がして。。。
嬉しいような、、悲しいような、、
だって、野生でしょ。
野生は人間に慣れたりしたら危ないものね。
waraのようなおっとりタイプの仔狸にとって、
mindigの庭がすべての食べ場だと思われたら。。
そうでしょ。イチ。。

去年の仔狸ゴローとムツのように入り浸られたら。。
ウリリンにここから追い出され
流浪の民のようになってしまうのか、と。。
夏の終わりを思うとやるせない気分です。

そう思いつつ、食パンやおにぎりなどドライフード以外の
食べ物を瓦皿のうえに置くけれども食べてない仔狸たち。

イチを見かけなくなって、気が付いたのだけれど、
mindig(わたし）はイチから

「狸の子供って何が食べられるものか知らないから
そこんところ教えてやってよ。
mindigは魚の腸からおにぎり、麺、加工ドライフードまで
多種類、出してくれたじゃない。知る機会がないから、仔狸って。
プラスチックとか、発泡スチロールとか食べられては。。困るのよ。
よろしくね」
そんなふうに、託されたのかもしれない、と思ったりします。。

仔狸が来る前、毎日、まいにちイチに見つめられ、
イチ、ウリリンとマツの　３匹に観察されて。。。

おかげさまで、
mindigは
仔狸専心の夏の日々を楽しませていただいています。。
草々