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仔狸同士の闘い [哀しいタヌキの。。]

仔狸たちは明るい午後にきた。

多分、ika ではなくてwaraだと思う。
仔狸たちは自分の好みの経路があって、
waraは一番遠回りの
去年ウリリンが使っていた経路か

外の古い流し台の脇の草むらのトンネルから
目立たないようにはい上がって来る経路が最近の
waraのパターンなのです。

わたしはお風呂場の窓から眺めているのですよ。

waraが単独で一番に来ることはなかったから、
よほどお腹がすいているのだと思いました。

古い流し台の瓦皿ふたつと
セメント皿ひとつの三つに
魚の腸や頭をちいさくして
用意しました。

waraは意外なことに難なくたべました。
引きちぎることはできました。
suよりも優秀です。

後ろにいつのまにか
suが来ていて、
「オレにもよこせよ」風に
割り込んできました。
waraは負けずに応戦します。
ところが、suは
「ぐゥウウウー」とものすごいうなり声を
出し、かつ食べながらwaraを威嚇します。
waraは耐え切れなくなって
遠くに跳んでいきました。
そこは割れた壷をオブジェに置いている
去年食べ場だったところで、
そこにも瓦皿を置いていますが
今日はあいにくドライフード禁止日にしたので
何もありません。(汗)

suはナマ魚は苦手らしくやわらかなところだけ食べて
尻尾は残しました。

そのうちikaが来ましたが、suが怖いので
やはり草むらに逃げ込みました。

後で、別の魚の切り身を細かくして
それぞれ現れた仔狸みんなに
投げて個個にゆきわたるようにしました。

そのとき、動物園の飼育係りさんになった気分でした。
切り身を投げるのは強い動物にだけ集中しないためなんだナア。

しかし、わたしはこんなことしていいのだろうか、、。
こんなことしたら、彼らは野生であることを
忘れてしまう。。あとで困るのは彼ら。。
他でフードを探そうという気力を持たない狸に成長してしまう。。
イチとうりりんが消えたのも、突き放した親狸のやり方を示している。。

でも、mindigとしては知らん振りはできません。
ジレンマだけれど。。
イチに頼まれたのだから、mindigのやり方で仔狸たちを
めんどう見させていただきやす。

昨日置いたカタツムリ食べたのは誰だろう。
蝶だって食べてたじゃない、でも逃げられたけど。。
畑から好きなだけ狩猟してよ、
su,ika,wara !それが君らの生き方。
もちろん、人間がえらいわけではないからね、
子供時代が短くて、いきなり弱肉強食の世界に
入るなんて、、、あの家族団らんはもうないのね。。






































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