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人間という動物が猫をタヌキに放つ [人間という動物]

昨日、今日と
いつもなら
タヌキが訪問する時刻

昨日は
縞猫が
タヌキのフードを
食べようとして逃げて行った
このわたしに発見され
怒鳴られた

今日は
あきらかに飼われていると
おぼしき白地に黒の
斑点模様の猫が現われ

わたしは祖父の作った庭を
眺めわたし
さらなる構成を
今後どうするべきかと
考えていた折でしたから
さらに激しく激怒したのです

わたしを
激怒させたこの
猫たちの出現は
悪辣な人間たちのしわざ
と思ってしまう

タヌキにたいする
嫌がらせ
そして
わたしにたいする
嫌がらせ
タヌキとわたしはいま、同等だから

さらに
フードを用意するわたくしの周りを
見張ってるぞーとばかりに「とんとんとんとん」と
槌音を立てるのです
・・・オレラはオメえがタヌキと仲良くしているのがきにいらネーんだよー・・・
という意思表示なのは先刻承知之介

そんなことにどんな意味をもたせるつもりか
「田舎の恫喝スタイル」なんか
タヌキの溜め糞に埋もれてしまえ!!っーの


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