狸のゴローの死を知りながら朝まで待っていたムツ [仔だぬき情報]
きのうの朝。
母が自転車で買い物に行き帰るなり、
「仔狸が死んでる、撥ねられたみたい。」
わたしが見に行くともう亡骸はなかった。
家の近くに自転車で帰ると、母が「仔狸が家の前にいる!」
え?
白い顔の痩せた仔狸が座って、
自転車のわたしを見ているのです。
もちろん生きている!
一目でムツだとわかりました。
こんな時間、朝の明るい光のなか。初めての場所に!
しかし、道端にすわって見つめているというより、
ムツは宙を見ているようです。
明るすぎて多分わたしを見ることはできてはいないでしょう。
夜行性ですから。
そのムツの様子を見て、
クルマに、はじきとばされたらしい、その仔狸は
ゴローだ!と思ったのです。
まったく気がつかなかったけれど、
ムツはウチの玄関側の庭で一晩すごしたのでしょう
ゴローを待ちながら。。。
その夜、
フード置き場ではいつもはムツやゴローが食べる場所に
いの一番にやってきて、サンが食べているではないですか。
ムツとゴローが巣を出されたということがはっきりしました。
ムツとゴローが一緒に食べ物を探す途中で、災難に遭ったのでしょう。
ムツはそのことを知っても、帰ってくると思い、
しかもわたしが自転車に乗って帰ってきたのを迎えるように
ウチの前に佇んでいる、なんて。。。どうして判ったの、ムツ?
ー☆ー☆ー
そのあと、ムツが庭の土塀の穴に入いるのを見ました。
そこは新居なのか、、、退避所なのか。。。
-☆ー☆ー☆ー
そしてまた姿がみえなくなり、次に見かけたときは
草むらのひだまりで丸くなって、居眠りをしていました。
こんな風景をすぐ近くで見られるなんて、、、うれしいことです。。
しかし、それはゴローの死があったからのことで、複雑です。
昨日はろくに眠れなかったのでしょうか。。
ゴローの夢をみているのでしょうか。。。
わたしはずっと、木の枝を燃やし、竹を燻っていたのに、
そんなに近いところにいたなんてしらなかったのです。
ムツは穏やかすぎる狸だものね。。
ー☆ー☆ー☆ー☆ー
家をはさんで、後ろが畑で、そこはサン、そして、ウリリンも今夜着ていました!
わたしのほうを気にしながら食べています。
サンは憩い場に控えて、じっと待っているのです。
ウリリンの差し金でサンはゴローとムツを巣から追い出したのでしょうか?
ふと、そんなことを感じました。。
気まぐれのただの嫌がらせを狸はしないと思いますから、
そのうち、また、、新しい子狸が現れるのでしょうか?
居眠りしていた場所のちかくにムツのために
フードをたっぷり用意したのにまったく食べていない!
いつもと違う所にフードがあってもわからないのはサンと同じ。
ムツはどこかに、フードを探しに行ったのでしょうか?
市道を歩いたら、確実にクルマに遭います!
フードを目立つところに置くと、
近所の猫にみつかるし、。。
果たして、ムツはまたこの庭に戻ってくるのだろうか?
ゴローのいないムツは、人間よりも逞しくなければ生きてはいかれない。。。
ゴローにムツ… おそれが現実になるなんて。
冬を迎える為に懸命に食べ物を探すあまり、被害が重なるのでしょうか。
こちらでも、一昨日の朝 バス道の傍らに狸の死骸があったそうです。
私が初めて行きあった狸も、晩秋に そんな風に命を奪われた狸でした。
独りになってしまった雌は、再び群れに吸収されたり 伴侶を得ることはないのでしょうか。
ムツがまたmindigさんの庭に戻ってきますよう…
by さはら (2007-11-04 04:46)
なんだか、この頃、mindigさんとこの狸達が複雑な感じで、上手く落ち着いて欲しいものだと思ってたら、事故ですか。かわいそうに。ムツが心配ですね。
mindigさんとこでは昔からそこは狸がいたところですか?それとも、食べ物が山の奥に少なくなってmindigさんちの周囲に出没するようになったんでしょうか。冬は狸達は現れるの?冬眠?野生動物達が生きてくの、ホントに
厳しい状況で、一般の我々には何も出来ることがなくて困ってしまいます。
mindigさんの画像、癒されて見てます。
by fuupu (2007-11-04 20:05)
しょっくです、、、、有り得る事ですが起きて欲しくなかった、もちろんそれは誰よりmindigさんが感じている事でしょうけれどそしてムツが。ともかくムツは家の近くに住まいを決めたのですね、戻ってきましたか、気が気でないです。人間がしてやれる事は人間の子に対しても同じですが見守る事だけですね、残念です、むつが強く生きていってくれるよう祈っています。
by komugi (2007-11-05 08:13)