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父親狸うりりンが、ことしの仔たちの父親か、コウノトリの例で考えた [父親狸のウリリン]

最後に引用したコウノトリの父親の事を今月はじめに読んではいましたが、、、、。



今年生まれた仔狸は総勢何匹いるのかわかりませんが、
この夏、ウチの畑では仔狸4匹が常に現れていました。
うちの畑で元気に育ったことを
わたしは嬉しく思っています。

その過程で、父親ははたして誰か?
というのがわたしの疑問でした。

それゆえ、下記に引用した新聞記事に興味をもちました。

コウノトリは一夫一妻と考えられてきたが、
実は違っていた、というんです。

☆☆

わたしが興味をもっているのが狸ですから、
去年は狸うりりンが
(うりりんは約4年まえから畑にきていますが、去年♂であるとわかりました。)
 それは子供を三匹連れて、♀狸イチをともない
 畑で子育てをしている風景をほのぼの見せてくれたからです。
(別ブログ:去年の動画参照)

そして、その狸ウりりンがことしは、
去年うまれのSuとやってきました。

そのSUのこども4匹余がうちの畑で育っていました。
そこでは、ウりりンは仔狸の父親とは思わず、
ファミリーのボスとして来ていた、
と思いました。
しかし、畑ではウりりンと狸SUとIKAも
くつろぐ姿がみられました。。。

そしてSUもIKAも両方にオッパイが見られたのです!!

そこでわけがわからなくなりました。

SUとIKAはそっくりでしたが、
Suはわたしをほとんど見つめないタイプ。
IKAは必ずわたしを見つめるタイプ。
そこにわずかな違いがあります。

今年の仔狸:
スク
スワン
すんだい
すごろく
この4匹は
いったい誰と誰の仔なのか!?
という疑問の答えは

ウりりンはSUとIKAの父親であり夫である!?
但し、畑でそだった4匹は娘SUとウりりンの仔である。

という確信に近い結論に至りました(^^);

だって、他には仔の世話を焼く♂がみあたらなかったんです。

もちろん、遺伝子解析などしなくてもいいのです。

ウりりん狸ファミリーはコマーシャルな世界の
特別な存在ではなくて、
守るべき財産は
冬の季節に備えた脂肪を
それぞれの身体にまとった
それぞれの魂だけ。。


この夏の狸ファミリーの観察はそんなところでゴザイマシタ。。


・・・・・・・・・・引用・・・・・・・
育ての親「実父」じゃなかった 豊岡・放鳥コウノトリ

2009年9月3日(木)15:36   神戸新聞
 兵庫県立コウノトリの郷公園は2日、
昨年6月に豊岡市福田の人工巣塔からひな1羽を巣立たせたコウノトリの雄が、
遺伝子解析の結果、実の父親ではなかったことが分かった、と発表した。
同公園は「本当の親でなくても子育てする事実を解明した初の事例。
従来“一夫一妻制”と考えられていたコウノトリだが、
その生態は一概には説明できないことも確認できた」としている。

 福田の巣塔には、この親鳥の兄に当たる雄が度々訪れていたことから、
同公園の内藤和明研究員が昨年12月から国立科学博物館(東京)と共同で巣塔の親子3羽と、
兄の遺伝子型を解析。コウノトリの本格的な遺伝子解析は今回が初めてで、
調査に9カ月かかったが、本当の父親は兄の方である可能性が高いことが判明したという。

 こうしたケースは、鳥類でもモズやオオヨシキリなどで同様の事例が確認されてあり、
異常行動ではないという。このペアの関係もいたって良好で、ふ化はしなかったが、
今年も別の巣塔で卵を産んでいる。

 同公園の大迫義人主任研究員は「充実した観察記録があったから解析に成功できた。
近親交配などを防ぐ血統管理と観察態勢は研究の両輪で、
今後も研究成果を着実に積み重ねていきたい」と話している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


姿見せに来ましたよ。協定を確認に、お母さん狸のSu [訪問タヌキ]

このところドライフードが切れていて、
ごはん、魚の残り、ソーメン、おかずの残り物を
狸のごはんに用意していたのです。

案の定、なかなか、出てこない。

ドライフードは犬や猫用のフードのこと。
(餌という言葉は狸に失礼だから、わたしは使わない)

ドライフードはかなりのニオイがついているから、
すぐに出てくるのですね。


今日、購入したドライフードを
草ボーボーの畑に用意した。

出てきましたよ。暗くなったら、すぐに。
竹薮の崖付近から、まっしぐらにね。

ところが、何箇所か、
用意しているフードには全然見向きもしない。
内縁側のわたしのすがたを確認したのでしょう。

内縁側すぐ前の軒下のところでフードを探している・・催促のポーズ。
缶の中でドライフードの音をさせてると、
スキップで軽く逃げるまね、
サッと撒くと、逃げて、戻ってきた(笑)

わたしと、お遊びモード、久しぶりのフェイントのSUでした。

きっと、草むらに隠れている仔狸に
自分は人間を操れるんだよーーと見せびらかしているのかもしれない。

それとも、人間mindigと「なかよし協定」を継続してもいいのか、
点検しにきたのかな。

同盟関係はつねに、チエックしなけりゃね。
人間のこころは危ないものだから。
















仔狸の近況 [訪問タヌキ]

もう夏も終わりに近く、

朝晩はずいぶんと涼しい。

昼間はなかなか姿を見せてくれないけれど、

夜7時前がほの暗く、狸の時間。

母SUは姿を見せなかったけれど、

昨日、出てきた。

「来たのねー」と話しかけると

わたしの声に仔のスワンは逃げて行った。

SUは後ろ足で頭を掻きながら、フードを待つ姿勢。

ドライフードを内縁側から軒下に置くと

調べるように食べた。

そして、食べるのをふいに止めると、玄関側のほうに姿を消した。

仔に残したのか、仔の少量事情をチエックしただけなのか。

人間と親しくしていると仔に慣れが生じるとよくないので

その場を離れたのか、人間のわたしにはわかりません。

ただ、初めての狸イブが来た当時、

その兄弟がここに現れたときの、イブはわたしと一対一の時と、様子が違っていた。

「人間のアナタとは親しくしませんよー」という態度に

わたしは吃驚したことがある。

人間界と同じなんです。嫉妬されると困るという。。。


昨夜少し雨が降った。

そのせいかどうか、今日の明るい時間帯に

仔のスンダイが一匹やってきた。

昨日はスワンだった。ぼそぼそ食べるのがスワンだから

すぐにわかる。

日替わりで来るなら、ケンカしないですむから、

わたしは嬉しい。










狸タイムに入った仔狸たち [仔だぬき情報]


この頃、昼間に仔狸を見かけることができない。

畑のあちこちにドライフードを置いていたのが、
わたしの知らない間に食べられてなくなっている。
音も立てずに、、、。ということは、親タヌキですね。

新たに撒いたのが、残暑の強い明るい真昼。
いつもなら、嗅覚のきく仔狸がまずやってくるはずなのに。

今日は、薄暗い夜7時前になって、
ドライフードをゆっくり噛んでいる音がした。
あわてて、外を見ると、はたして、ノンビリ屋のスワンでした。

その後から、仔狸すく、すると、
鼻を空に突きたてた仔狸すごろくが早足で出てきました。

崖のほうに行こうとすると、
目ざとく、仔すくが仔すごろくをみつけ、
遊ぼうよう♪というふうにすごろくに絡んできました。

久しぶりに会った感じです。

仔すごろくは、、「そんなのかまっていられないよー」
と崖のほうに転げて行きました。すごろくという名前の通りです。
いちばん小さくて、黒いこども毛の部分が残っていて、音がすると、
真ッ先に逃げるのが仔狸のすごろくです。

7時を過ぎたら、もう暗くて見えません。

仔狸たちは、人間のいない暗い時間を出没の時間に
シフトし始めています。

わたしが彼らを明るいうちに見られなくなる

季節の変わり目に入ります。


世界一有名なタヌキのポチくん死す [狸のイメージを考えてみる]

昨日の「たぬきのポチと犬のペコ」ブログは
管理人の福ひろさんといっしょに住んでいた
タヌキのポチくんの最期の写真とともに、
涙をこらえながらその死に触れておられました。



わたしの畑に現れているタヌキは野生です。
でも、わたしがフードを与えているので、
半野生かもしれません。
そのタヌキの習性がわたしにはよくわかりませんでした。
何処で生まれ、何処に住んでいるのか、
目の前にいるのに、触らせてももらえず、
畑を訪問してくれるのみです。
そして、そのことはわたしに様々なことを教えてくれます。

しかも、冬はほとんど姿を見せてくれないので、
生存がわかるのは次の春から夏にかけてです。
しかも、再会できた時、毛が抜けてるし、尻尾もなくなりかけて現れて、
わたしの知り合いのタヌキかどうかすぐに同定はできないのです。

☆☆

そんなわたしには、

赤ちゃんの時から育てられたタヌキのポチくんの姿を
福ひろさんというポチくんの「お父さん」のレポートを動画や写真を通して、

タヌキって、穏やかな動物なのよねぇ、
えー、緊張のあまりお漏らししたり!涙ぐんだりするの!!
やっぱり、人間と変わらない、繊細さ、感情の起伏を持っているのね。

そいうことを、よくわからせてくれました。

ポチくんを知ったことで、

じっと畑の隅でわたしを観察していたタヌキカップル、
柿の木の下で涼みながらわたしを見つめる母タヌキ、
おそるおそるフードを口に運ぶ仔タヌキの、
それぞれの気持ちを想像したことが、
あながち見当違いではない、ということがよくわかりました。

畑でしか見られないタヌキが感情を持っている動物で、
人間と同じように哀しみ、また、生きていることを楽しんでいる、
と察することもできました。

ポチ君、ありがとうね。

☆☆☆


福ひろさん

去年の秋でしたか、ゆきヒョウの話題が外電で流れた時、
タヌキのポチくんを見るために世界中からアクセスがありましたね。
その余波でその一割ほどの多くの方から
「mindig 庭とタヌキの画像」のほうにもアクセスがあった時はびっくりでした。

おそらく世界で一番有名なタヌキはポチ君です。

それまで、ネットには情けないタヌキの画像しかありませんでしたね。

福ひろさんがポチ君を撮り続けてくださったことは、
一般のタヌキのイメージを変えた最初で最期のタヌキになりました。

こんなに多くの人々に愛されたタヌキはもう出ませんよ。
タヌキが魅力的な動物であるということを、
タヌキの気持ちで
愛をこめて撮ってくださったことに感謝します。ありがとうございました。

でも、福ひろさん、さびしくなりました。
これからもポチくんを見にゆきますから、ブログ続けてくださいね。
ペコちゃんがいますからね。

狸の「噛む」ことの意味(追記) [訪問タヌキ]

噛むといっても、人間を攻撃するために噛むというより、
食べるために噛むことを覚えなければならない。
養育タヌキらしいみたことない親タヌキがいちど来たことが
ありました。そのタヌキはドライフードを吸っていました!!
噛むことを知らなかったみたいです。

タヌキの間で噛むことは
コミュ二ケーションの方法でもあります。

タヌキが感情的になったりして、
人間をタヌキが噛むことはあるでしょうが、
防衛本能でしょうね。


普通、野生のタヌキはもの音を聴きつけ、
人間の気配を感じたらまず逃げます。


狸は鳴かない。
・・仔タヌキが母タヌキに「お腹すいたよー」「かまってよー」と声を上げると、
噛んで、中止を指示します。そんな養育を始めに受けるので
タヌキは吠えることはほとんどありません。
人間に見つかると酷い目に遭うという歴史を背負っているからでしょうか。


狸はまず、逃げる。
・・タヌキは攻撃しません。まず逃げます。
攻撃するところを見たのはシマ争いの時だけです。


「噛む」というのは、中止を伝えるため、危険を知らせるための
行為のようです。

仔タヌキたちがジャレ合って噛んだりしているのは、
遊びながら、「噛むこと」で力量、腕力を見せ付けながら
コミュ二ケーションの一種かもしれない、
と微笑ましく見ていて、
思い出したことがあります。

ほら、「不良」と言われる人間の子が「儀式」と称して
おとなしい子を組み伏せたりして腕力を誇らせた場面を
昔、学校の校庭で見かけたことありません?

いま、学校では、なんでも陰湿ないじめが、隠れておこなわれていて、
皆の前で、いじめがおこなわれていても、誰も止めに入らないそうですね。

それは人間のおとなが悪い見本を見せるばかりで、
子供たちに正しいお手本を見せられないのかもしれない。

親タヌキ、養育タヌキは背中で仔に生き方を教えています。
「食べられるものはこれ、危ないからまず逃げる、ここの水を飲む、」
というふうに。。

去年は1週間、親仔で一緒なところは見られませんでしたが、
今年は1カ月かかっているのは4匹合同教育だからでしょうか。。

仔タヌキを見ながら、そんなことを考えました。

仔狸の学習・・・噛む練習 (8月2日) [仔だぬき情報]

昼過ぎのこと。
密かに勢ぞろいのタヌキたちが
水甕を囲んで、憩っていました。

水甕の縁に登っているのもいました。
慣れたもんです、中におちるのはもう、いません。

何を語らっていたのでしょうか、無言で。

あら、一匹の仔狸が
タヌキたちを噛みはじめました。
噛む、片っ端から噛んでいるのです。

よくみると、
噛む練習をしているようです。

噛まれたタヌキは全然、平気なふうに
ッ立ってたから不思議な風景だったのです。

どうも、練習しているのは、スワンのようでした。。
まるで、体育会系の特訓みたいでしたよ。(^^);

網窓を開けようと音を立てしまったら、
さーっと、全員、隠れました。
さすが、構えは野生です。


助け合うタヌキ [賢明な狸と獰猛な人間]

今年産まれた仔狸が初めてこの畑にやって来てから、
仔狸はそれぞれ、
違う性格を持っているとすこしだけですが、
わかりました。

目に付いた順に仔狸の名前は
スク、
スワン、
すんだい、
すごろく、

以上はこの畑をシマにしているボスのウリりンの
「出入り許可」を得ている仔狸ですが、
それ以外に
おそらく、広範囲のファミリーの仔狸で、
母狸と養育タヌキに引率されて来た仔がいました。

ハイエナみたいな仔狸でした。
スイエナという名前をつけました。
来た日に
水甕に頭からザッブンと落ちたからです。
どうなるかと思い見ていましたが、
自分で起き上がりました。

すると、そばにいた、他の仔狸たちがすぐに、
口で、毛から水分を除いたり、
耳の中から水を吸いとったりの助け合う姿が
すぐにはじまりました。

誰かが号令かけたわけでもなく、
母狸は離れたところにいて気がつかなかったのに、です。
びっくりしました。

すると、スイハイエナは
「よせよ、そんなことしなくったっていいよー」
と、暴れん坊のような、邪険な振る舞いをしています。
それでも、面倒見のいい仔狸が、水分を絞ってあげていました。

普段から、狸はお互いをグルーミングし合っていますから、
ケアすることで、狸ファミリーの結束が保たれ、
愛ある生活の姿が見られます。

そして、仔狸はいつも親タヌキを観察し、学び、
タヌキのあるべき「文化」を受け継いでいるように
思いました。

残念なことに、
如何に破壊するか、
如何に収奪しようか、
そんなことばかり考えて生きている動物が人間で、

タヌキのシンプルな行動を見せてもらっていると、
そんな人間たちが築いてきた文明のことを考えてしまいます。

もちろん、タヌキは文明とか文化なんて考えていないでしょう。
安全な土地と安心できる関係性と、食糧だけあればいいんです。

もちろん、
「過剰な、安全、安心、食糧」など
望んではいませんよ。狸たちは。


タヌキの昼寝 [訪問タヌキ]


薄曇りのお天気なので、草刈りにもってこいの日和。
ふと、台所の窓から畑を見ると、
二匹のオトナのタヌキ(母タヌキと養育タヌキの誰か)が
仲良く、グルーミングしている。
いつも仔たちにまとわりつかれて、
しかも大雨続きだったから、
ゆっくりしたいよね。。

少し待ってみますね、、。

次にふと見ると、誰もいない。
刈り払い機に燃料を入れて、こようっと。。

畑に行こうとしたら、
昼間から、めずらしく、
父タヌキのウリりンがひとりで、
顎を草の上に載せて、のんびりしていた。
ボスはそれなりに、あちこち、見回り、ごくろうさんね、
ではあとで、来ましょうか、、。

少しして見ると、畑にはだれもいない、
では、行こう、かな、、。

すると、母が昼寝をしている。

機械の音煩いしね、、。

ではもう少し、あとで、、。

わたしもすることをすませて、
夕方、4時も過ぎ、
はじめに、畑、次に空き地、を刈り汗だく、、
ついでに、町道の端、あか道の上、と続けているうちに、
暗くなってしまいました。

家に帰ると、
「草刈り、始めるなら、もっと明るいうちに
はじめなさいよ!」と言われてしまいました。

「昼寝している誰かさんが目をさまさないように、と思ってね、
始めるのが、遅くなったのよ。」
と言いながら、タヌキの昼寝のことは言わなかったのです。(><);

5匹目の仔狸は兄弟ではないと思いました [仔タヌキ来訪]

このウリりンとSUの夫婦(イチが亡くなって?)の
仔は4匹でしょう。

今日の昼の畑は
母SUに連れられた仔スワン組と
他の仔たちのチーム、スク、スダイ、すごろく、の三兄弟を
見かけただけでした。

三兄弟はいつも競って、フードを探したり、
押し合い、圧し合いして、食べています。

競争力をつけているんでしょうか。

仔スワンは食べるのには淡白そうで、ドライフードも
探さないで、呑気に、水甕の水を前脚で触って
喜んでいる、静かな狸の仔です。

前々日現れた、ハイエナみたいな仔スイエナは、
この4兄弟とは別の、ファミリーのようです。

去年の仔SUとIKA、WAKAとは別の兄弟の仔ではないでしょうか。

そのスイエナの母らしい狸が昨日来ていました。

遠慮がちで、でも、SUとは仲がよさそうでしたから、
同じ畑で育った、3番目の仔WAKAの次の仔だったかもしれません。

深夜に現れた、MID,かNIGHTか、そんな感じです。
顔に特徴があったように見えます。

頻繁にこの畑庭に来ていたWAKAとSUは仲が悪くて、
この遠慮がちの狸がSUと仲がいいというのは、
判るような気がします。















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