お久しぶりでゴザイマス [樹木]
というのは、森林保全ボランテのわたしたちの
仲間うちでのこと。
助成金などをあてにしない、できない
わずかな1mmほどの動き。
それでもいい。
でしょ
山の中では馬の話はご法度 [樹木]
数日前のこと。
竹を伐りました。竹は撥ねます。
伐る時、一番、肝心な事です。
数年前、ボランティア間伐の研修のため深い森の合宿で、
長老の話を聞く時間がありました。
「山に入ったら、馬の話をしてはいけない、なぜなら、木は撥ねるから」
この話は、集中力せよ!という教訓です。
実際、竹を伐った切り口は馬の後ろ足のように撥ねます。
その周辺からすぐさま逃げるか、離れるかしなければ、ヒドイことになります。
そして、一番怖いのは慣れ。
ベテランの山師が無理をして亡くなるケースさえあります。
竹であれ他の樹木であれ、
山ではおしゃべりしながら、間伐をしてはいけない。
森林間伐の催事では、
そのような基本がしっかり
伝えられていないようにみうけられます。
とても危ない事ですよ。
豪気を見せ合うのが男道、といった気風の支配する森の中。
間伐時には、どんな場面でも、、集中して山に入りたいものです。
ただ、山を登りをするというのでしたら、こんなことエラソーに書きません。
樹木の修復~活字そして耳も目も。 [樹木]
今年はあたり一面、柿が豊作です。
亡き祖父の植えた60年70年の柿木にも実が鈴なりです。
最近はなにひとつ肥料はやらなかったのに。。。
実を成らせる樹木の表現はすごいな~。
人間同様、樹木は樹齢を重ねるとともに確実に痩せていきます。
最近は樹木の修復をめざして
わたしのやり方で、柿木を元気にしようと試みているのですが。。
穴を掘り、、
口をタオルで覆い、コンポスに首を突っ込んで、目がしみるのに耐え、
残飯の発酵が治まった黒いかたまりを取り出して、
穴に入れ土を被せ、
刈った草の枯れたので覆い、
瓦や石を乗せて(狸たちが掘り返すので)います。
-☆ー
先日まで、樹木医の講習に通っていたのです。
最終日の実習にも参加して、
おおまかな樹木の修復や土壌改良方法も見ることができました。
樹木の修復のプロが収入を得るための行動。
手堅く確実に修復を完成させる場面を見せてくれました。
そこで使われるのは化学肥料や、発泡スチロールだったりするのです。
「自然に優しくないわよね」などと、
ひとこと言ったわたしの言葉に反応したのは
お友達になった「Uターン組み」の同年輩の女性のみ。
「そうよーねえ」とあいずちを打ってくれました。
わたしの言葉を聞いていたらしい参加男性があとで、一言、
「あんな、肥料使わんでも、コンポスあるやろ、あの残飯を木の根元に放りこんだらええんや」
そう!!思い出した!
昔、祖父が木の根元を掘って残飯を埋めていたのを、わたしは見たことがあったのだ!
樹木医という肩書きをもたれた方は何人かいらっしゃいます。
机上の勉強もとても大切で、知識は無いより、あったほうが好いにきまっています。
しかし、体験から生まれた学問があの現場にはありました。
みんなが先生なので、
耳も目も凝らしていなければ、肝心なことを落っことしてしまうのです。